【SES営業】「やめとけ」「うざい」と言われる理由|成約率改善3ステップ

SES営業が「やめとけ」「うざい」と言われる本当の理由は?
SES営業が「やめとけ」「うざい」と言われるのは、現場やエンジニアにとって メリットよりストレスが大きい営業スタイル になっているからです。具体的には次の3つが主因です。
- IT知識が浅く、毎回「確認します」で終わる ため、忙しいPMの工数を奪う存在になっている
- エンジニアを「リソース」「人出し」として扱う ため、キャリアと案件のミスマッチで早期離脱を招く
- ニーズを無視したテレアポ・定型メール爆撃 を繰り返すため、熱意ではなく迷惑として記憶される
逆に言えば、この3つを反転させれば「やめとけ」と言われない、むしろ指名される側に回れます。本記事ではその具体的な手順として、成約率を上げる3ステップと新規開拓メールの実例を解説します。
SES営業が「うざい」「やめとけ」と言われる理由
SES営業が現場から敬遠される最大の理由は、顧客が抱える「期待」と、営業が提供する「実態」のズレにあります。現場のエンジニアやプロジェクトマネージャー(PM)から厳しい声が挙がる背景には、以下の3つのNG行動が潜んでいます。
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圧倒的なIT知識の不足 「Java 17の経験者はいますか?」という問いに対し、フレームワークやライブラリの互換性も分からず「確認します」を繰り返すケースです。これでは、忙しいPMにとって相談相手ではなく、確認の手間を増やす存在になってしまいます。
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エンジニアを単なる「リソース」として扱う姿勢 売上目標を優先するあまり、エンジニアのキャリア志向や得意不得意を無視して案件に押し込む営業スタイルです。この「人出し」感は、顧客にもエンジニアにも敏感に伝わり、結果として早期離脱を招きやすくなります。
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ニーズを無視したしつこい追客 要員計画がないタイミングでの連日のテレアポや、定型文のメール爆撃です。相手の状況を想像しないアプローチは、熱意ではなく迷惑として記憶され、「あのSES営業はうざい」とレッテルを貼られてしまいます。
これらの行動は、短期的な数字には繋がるかもしれませんが、中長期的な信頼関係を破壊します。「SES営業はやめとけ」と言われる背景には、こうした本質的価値を見失った営業手法の蔓延があります。
SES営業の成約率を上げる3つのコツ
IT人材不足が深刻化する中で、SES営業として勝ち残るためには、以下の3つのコツを実践することが重要です。
1. エンジニアを「パートナー」と定義する
優秀なエンジニアほど、自分のキャリアを共に考えてくれる営業を信頼します。SES営業の本来の役割は、単に案件を割り振ることではなく、エンジニアの市場価値を高めるためのロードマップを一緒に描くことです。 具体的なキャリアストーリーを持って提案できる営業は、エンジニアからの信頼が厚く、結果として顧客に質の高いパフォーマンスを提供できます。エンジニアと営業が連携するためのポイントは、システム開発の炎上を防ぐ営業プロセスとエンジニア連携術の記事でも詳しく解説しています。
2. IT知識とドメイン知識を習得する
顧客が求めているのは、業務(ドメイン)を理解し、技術で課題を解決できる人材です。業界特有の課題に踏み込んだ会話ができる営業は、ただの「要員調達係」ではなくコンサルタントに近い立ち位置を築けます。IT知識をしっかり身につけたい方は、システム開発・アプリ開発営業の役割と仕事内容の記事も参考にしてください。
3. 商流の浅さと透明性で信頼を勝ち取る
商流が深い(3次請け、4次請けなど)案件ほど、エンジニアの単価は下がり、モチベーション維持が困難になります。「直請け」または「2次請け」までにこだわり、単価や契約条件の透明性を確保することは、今やSES営業における最強の差別化戦略です。
新規開拓を成功させるアプローチとメールサンプル
SES営業の新規開拓において「うざい」と思われないためには、相手の課題を先回りして解決するスタンスが不可欠です。「何でもできます」という全方位の提案ではなく、特定の技術や業界にターゲットを絞ったアプローチを行いましょう。
課題解決型の提案メールの実例
顧客の関心を惹きつけ、商談に繋げるための実践的なメールサンプルを紹介します。
【新規開拓メールのサンプル】
件名:【貴社募集案件について】AWSからAzureへの移行実績が豊富なインフラチームのご提案
〇〇株式会社 開発部門マネージャー 〇〇様
突然のご連絡失礼いたします。株式会社〇〇の[氏名]と申します。
貴社の採用ページにて、現在クラウド基盤の刷新に向けたインフラエンジニアを募集されているのを拝見し、ご連絡いたしました。
弊社では、AWSからAzureへのマイグレーションを専門とするインフラエンジニアチームが来月より稼働可能となります。直近では物流業界の基幹システム移行プロジェクトにおいて、ダウンタイムを最小限に抑え、スケジュール通りに完遂した実績がございます。
もし貴社の移行プロジェクトにおいて、要員不足やノウハウの懸念がございましたら、弊社のエンジニアがお力になれるかと存じます。
15分程度で構いませんので、オンラインで一度情報交換のお時間をいただけないでしょうか。 ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
このように、相手の募集背景に合わせた具体的な実績と、ピンポイントな人材提案を行うことで、返信率と商談化率を劇的に高めることができます。単価アップを狙う提案手法については、システム開発営業で価格競争を脱却し高単価で受注する提案術も合わせてご覧ください。自社でのリソースが足りない場合は、システム・アプリ開発に強いBtoB営業代行の選び方の記事を参考に外部委託を検討するのも効果的です。
エンジニアの価値を最大化するマッチングの極意
SES営業の真髄は、スキルシート上の「点」と「点」を結ぶことではありません。
スキルシートの行間を読む「経験ストーリー」の言語化
多くの営業は、スキルシートに書かれた「Java 3年」「AWS 1年」というキーワードだけでマッチングを行おうとします。しかし、成約率の高い営業は、その裏にある経験ストーリーを言語化します。

単なるスペック比較から脱却し、スキル・マインド・ストーリーの3層構造で「この人にお願いしたい」と思わせるマッチングを行いましょう。
AIツールを活用して提案のスピードと精度を上げる
最新のSES現場では、営業活動の効率化やノウハウの共有にAIツールが欠かせません。

膨大なエンジニアの経歴書をAIで要約し、案件の要件と瞬時に照らし合わせることで、提案までのスピードを劇的に高めることができます。AIを情報の整理に使い、人間は想いを汲み取る対話に時間を割くハイブリッドスタイルが有効です。 AIを活用した営業活動の効率化については、Claudeで作る営業AIエージェントの実践ガイドや営業リスト作成AIの活用術も併せてご確認ください。
よくある質問
SES営業が「やめとけ」と言われるのはなぜですか?
SES営業が「やめとけ」と言われる主な理由は、IT知識不足のまま提案するスタイル、エンジニアを「人出し」として扱う姿勢、ニーズを無視したテレアポ・定型メールの3つです。逆にこの3つを反転できれば、エンジニアからも顧客からも指名されるSES営業になれます。
SES営業が「うざい」と感じられる典型パターンは?
要員計画がないタイミングでの連日のテレアポ、誰宛にでも送れる定型メール、技術的な深掘りができないまま「確認します」を繰り返すヒアリングが典型例です。相手の状況やドメインに合わせた一次情報を持たず、量で押すアプローチほど「うざい」と評価されます。
SES営業の新規開拓で有効な手段は何ですか?
ターゲット企業の採用ページや求人媒体から、現在不足している技術スタックを特定し、それに合致する自社エンジニアをピンポイントで提案するアプローチが有効です。やみくもなテレアポよりも、質の高いメール営業と事前のリサーチが成果を分けます。
SES営業で単価交渉を成功させるコツは?
スキルシートのスペックだけでなく、エンジニアの「類似プロジェクトでの成功体験」や「自走力の高さ」など、具体的な付加価値を伝えることが重要です。また、商流を浅く保ち、エンド企業や元請けと直接対話できる関係性を築くことも単価アップに直結します。
まとめ
SES営業が「うざい」「やめとけ」と言われるのは、相手のビジネスやエンジニアのキャリアに対して誠実さが欠けているときです。逆に言えば、IT知識を磨き、商流の透明性にこだわり、エンジニアの強みを具体的なストーリーとして語ることができれば、唯一無二のパートナーになれます。
まずは、明日送るメールの1通から、「なぜ今、このエンジニアが貴社のプロジェクトに必要なのか」を自分の言葉で書き添えてみてください。IT業界を支えるのは、技術者だけでなく、彼らの価値を正しく繋ぐSES営業の力です。



